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2007年8月30日 (木)

平飼卵 佐藤さんの独り言

ここは愛知県の自然食品スーパーに勤める某男性の
プライベートとも仕事絡みともつかない独り言をのた
まうブログでございます。
HPアドレスhttp://www.healthymate.jp

8/24(金)~8/30(木)
棚卸し決算セール
※今回はセール期間中の月曜日も営業致します。

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今月のお休みは8月6・13・14・15・20・31日となります

13~15日お盆休み、31日は棚卸しでのお休みとなります。

5%OFF+(会員の方)ポイント2倍

お誘いあわせの上、是非ご来店ください!
(但し書籍・お酒・お米・ギフト・パン類・ミネラルウォーター類・輸入

 食品等一部商品は対象外)

 

●平飼卵 佐藤さんの独り言

当店で販売している佐藤ファームの平飼い卵生産者、

佐藤譲二さんのmixiでの日記の転載です。

佐藤さんの人柄と卵に対する情熱は、凡人の及ぶところ

ではなく、我々としても佐藤ファームの卵を取り扱いできて

いることは店にとって大きな財産です。

長文ではありますが、佐藤ファームの卵がどのような

人の手によって生産されているか垣間見ることができると

思います。

 

2001年の9月にこんなことを書いていました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

白州は、いつも突然、秋になる。
お盆を過ぎると、犬の散歩で通る尾白川のススキの穂もすっかり

伸び、カエルの鳴き声が虫の音に変わります。川のせせらぎが冷

たく感じられるようになる、と、ある日白州は秋になります。

空はぎゅんぎゅん音をたてて高くなっていき、ツバメといれかわり

トンボが空の主役になります。

9月の鶏飼いは、にわとりの夏バテ対策に追われます。「今頃?」

と思われる頃に実は夏バテがやってきて、たまごの中身のハリが

なくなり、カラが薄くなり、形が悪くなり、産まなくなったりします。

病気が出るのも意外にこの頃で注意が必要です。

なんとか体力を回復してもらおうと、エサも工夫します。 タンパク、

ミネラル、ビタミンをちゃんととれるように、少々気温が高くても食

べやすいように、などなどちょっとした工夫が必要です。

栄養添加剤使っちゃえばそれだけのこと。それを使わないで、

しのぐところが腕のみせどころ。

ヨーロッパの畜産では畜産物を加工や処理するときに出る動物

性タンパク質を、家畜のエサのタンパク源として多く使います。

これはタンパク源としてのアメリカ産大豆をあまり輸入したくない、

ということが背景としてあります。

これが、ヨーロッパでの狂牛病の大流行の原因のひとつになって

しまいました。狂牛病の流行は想像以上のようです。

狂牛病はひとたび発生すると発生した牛の肉から内臓から皮

から全て処分されます。

その為 靴 の原料となる皮が不足気味でヨーロッパからの新作

の靴の入荷が滞りがちだ、とデパートで婦人靴売ってる友人が

言ってました。

養鶏関係でこのところ問題になっていることといえば、輸入ブロイ

ラー肉からの「バンコマイシン耐性腸球菌」の検出があります。

去年一年の輸入ブロイラーが総量55万5300トン。中国42.4%、

タイ22.5%、ブラジル19.5%、アメリカ15.3%とそれぞれなって

います。

そのうちタイ産のブロイラー肉からバンコマイシン耐性腸球菌の

検出があるようです。

バンコマイシン耐性腸球菌は、ブロイラーを早く短期間に太らせ

る肥育促進剤の「アボパルシン」との交差耐性(菌が殺菌剤に対

して耐える力を持つことを耐性といい、殺菌剤に似た化学構造

を持つ物質でも耐性を獲得することを交差耐性といいます。この

場合、肥育促進剤アボパルシンと抗性物質バンコマイシン。)

によって発生したと考えられています。

バンコマイシン耐性腸球菌そのものの毒性は低いものの、バン

コマイシンをはじめあらゆる抗生物質が効かないため病人、老人

など免疫力が弱っているひとが感染すると、治療の長期化や、

死亡する場合もあります。(70度1分の加熱で殺菌することが

でき、菌が検出された肉から直接感染することは考えにくい、

食品衛生法上問題はない。というのが厚生労働省の見解

ですが。)

問題は欧米や日本、タイでも使用禁止になっているはずの

アボパルシンが使われてしまっていることだと思います。

動物薬品や飼料添加剤、首をひねりたくなるような化学物質

や微生物が検出されても、その肉や畜産物が流通してしまう

ことが不正な薬品、添加剤の使用を止められない、原因のひ

とつになってはいないだろうか、と思います。

とはいえ、スーパーの精肉コーナーであまり輸入鶏肉なんて

見かけない様な気がする。外食産業とか弁当屋で使ってる

やつとか、串刺しになってるやつがそうかな?

「価格破壊!」のむこうで起きていることは、何なのか。

食料生産に携わる者として、ちょっと気になります。

バンコマイシン耐性腸球菌の問題とちまたの値下げ競争を

単純に結びつけるのは、あまりにも乱暴ですが、どうも根っこ

のところでつながっているんじゃないかと、不安を感じずには

いられません。

食料の生産には然るべきコストがかかります。

無理に安くしようと思ったら、「削る」か「ふくらます」か

「ごまかす」か、どれかでしょう。

遺伝子組み換えだの、クローン牛だの、何だのかんだの、

安く生産出来るからって技術的に不安定不確定なものは

急がない方がいい。

赤ん坊が、手を握りしめている。きっとその手の中には未来

が詰まっている。

子供たちが苦労するような未来は、俺ぁごめんだ。

秋になってしまえば、標高700mのこの村の季節はどんどん

と進んでいきます。

夏の栄華をほこったカブトムシやクワガタやカミキリムシや

蝶や、みんな必死に次の季節の準備です。

いつだったかの夕方、鶏小屋を建てる材木に腰掛けて一息

ついていると、バサッと何か空から降ってきました。よくよく

見てみるとハエを捕まえたトンボです。どうやら年老いた

トンボのようで、羽根は穴だらけからだもボロボロです。

その老トンボは、たった今、捕まえたハエに渾身の力を

ふりしぼり食らいつき、やっとやっとすっかりたいらげると、

またふらふらと風に流されるように飛んでいきました。

「ああ、必死だなあ〜。」と感心したある秋の夕方でした。

暑い夏でした。どうかゆっくりしっかり食べて体ケアして

やってください。

ご自愛下さい。

          2001年9月   佐藤ファーム・佐藤譲二


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この年、日本国内でBSE(現在は牛海綿状脳症と呼びます)

の発生がありました。

それから6年たちましたが、食品の安全性についての状況

はあまり進歩がないように見受けられます。

あまり楽しい話、上手な作文ではないのですが、6年前の

こんな時期に書いたものがまだ「使えそう」なので、ブログ

という新しいものに載せてみます。

古くさくて説教臭くて下手くそで、申し訳ないのですが。

残念ながらまだあまり変わってはいないのです。

        2007年8月29日  佐藤ファーム・佐藤ジョージ

 

             ~原文ママ~

広い視野と豊富な知識、強い意志による実行力、朗らかな

人柄がとても魅力的な佐藤さんです。実を言うと直接お話で

きたのは去年2周年記念セール、販促で来て頂いた1度きり

で、其の後の打ち上げも佐藤さん一人次の日の鶏の世話が

あるので、酒も飲まずに夜通し山梨まで車をぶっ飛ばして

帰っていきました。残念です…

いつか必ず佐藤ファームに、一升瓶と旨いつまみ持って

語らいに行くぞ!と思わずにはいられない人柄の佐藤さん

でした。名古屋店のみでの販売ですが、岡崎店でも当日

予約、翌日お渡しできます。お気軽にどうぞ。

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